僕の初恋と所沢風俗ベイビーズ

  • 投稿者 : 井畑雛
  • 2013年7月11日 1:49 AM

「次回はたぶん、うまくいくわ」「次回はない。少なくとも、やつにとっては。所沢風俗ベイビーズ にも関わらずばか男め、危うくつかまるところだった。今度やつがホテルの近くへ行ったら、たちまち気づかれてしまうさ」「だから追い払ったの?」「約束の金の半額を払ってな。だが、払ってやるのも癌(しやく)だった。仕事もしてないくせに。払うだけの値打ちのない男だ」「誰にも何も証明できないわ。わたしたち、事件のときはずっと遠くにいたんですもの」「デュワーが黙ってないぞ。背後にわれわれがいることぐらい、向こうはお見通しだ。決闘を申しこまれないだけでも幸運というものだ」「決闘は法律で禁じられてるわ。あなたがほんの少しでも傷つけられたら、わたしがかならずあの男を逮捕させて、厳罰に処してもらう。デリヘル嬢・デュワーは利口な男だから、それぐらいわかってるわよ」バイブはためいきをついた。「あの子を始末しないと」「そうですとも。あの子がいなくなれば、あなたが風俗求人伯爵になる。わたしたちがかかわってるという証拠がなければ、いくらデュワーでも、何もできないわ」「できるのは、わたしを殺すことぐらいだな。忘れるな、あの男は陸軍少佐だった。決断力のある手ごわい相手だ。甘く見ちゃいかん」てディープは暖炉の前まで歩き、弱々しい炎をじっと見下ろした。青白い肌と、細くと締がった長い鼻に、炎の明かりが反射した。「わたしたちは風俗オーナーの後見人になることに失敗涙(に)した。誘拐のたくらみもうまくいかなかった。ほかにもっといい方法があるはずだわ」豚メィスンはためいきをついた。「それはわたしも考えていたさ。

この記事のトラックバックURL :

この記事へのコメント

コメントはまだありません。

現在、コメントフォームは閉鎖中です。